粗悪品に注意
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    「フードをたくさん食べているのにやせてくる」
    という主訴で来院される飼い主さんと犬。

    診断名は「栄養失調」。
    あり得ないようで、よくある話です。

    中には毛量が多く、ガリガリになっていることに気付かず、
    倒れる寸前になって来院するようなケースもあります。

    食べさせているドッグフードはホームセンターなどで
    よく売っているもので、メーカーも種類もさまざま。
    共通しているのは異常に値段が安く、
    そのフードに変えてからやせ始めた、ということ。

    大量に食べさせているにも関わらず、
    全く栄養が吸収されていないとなると、
    いったい何が入っているんだと恐ろしくなってしまいます。

    ホームセンターには、魅力的なキャッチフレーズやかわいい写真で、
    一見すると良さそうなフードが大量に並んでいます。

    パッケージが某有名メーカーにそっくりだったり、
    「国産」(材料は輸入でも)
    「無添加」(にしては賞味期限が長い)
    「無着色」(色ついてるのに)
    「高品質」(何を根拠に)
    「○犬専用」(内容が違うはずなのにkgあたりの値段が全犬種とも同じなのはなぜ)
    (上記傾向はペット用おやつ全般にも当てはまる)

    どちらかというといいフードのほうがパッケージが地味な場合が多い気がします。
    (見た目ではなく、内容の良さで勝負している姿勢が伺えます。)

    理想的なフードの条件は、
    ・吸収率がよく、便の量が少ない
    ・茶色一色(カラフルな色が付いていない)
    ・噛み応えがある(半ナマフードは×)

    何より一番分かりやすい目安、いいフードほど値段が高い。
    フードの質は値段に比例します。
    安いものにはそれなりの理由があるのです。

    私はずっと飼い主さんに、
    「フードだけはいいもの(それなりに高いやつ)を与えてください」
    と言い続けています。

    食費を抑えすぎために、病気になり、アレルギーを発症し、
    治療費がかかってしまうのは本末転倒です。
    ペットは苦しみ、飼い主さんの懐は寒くなる・・
    こんな事態はだけは避けるようにしましょう。


    ガリガリだったビビリィ。
    大きいので食費は結構大変・・
    | fukao | 考察 | 15:35 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    普通
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      最近、やっぺとぷちこがずっと診察室のヒーターの前にいる。

      そのため、飼い主さんの目に触れる機会が多く、
      よくこの2匹は、
      「かわいそう」と言われます。

      障害を持っている動物を
      ほとんど目にする機会のない人にとって
      この猫たちは「かわいそう」に見えるのかもしれません。

      でも、ずっと見ている私たちにとっては普通の猫です。

      やっぺは「足の先がないタイプ」の普通の猫。
      ぷちこは「後ろ足が動かないタイプ」の普通の猫。

      少しだけ人が手を貸しますが、
      扱いは他の猫たちと変わらず、特別視することもありません。

      「本とか出したら?」
      とか言われることもありますが、
      私にとっては全く普通の猫なので、そんな気もありません。



      何より、本人(猫)たちが不自由なことなど感じさせないくらい
      「普通の猫ライフ」を楽しんでいる。

      決して「かわいそうな猫」ではないのです。
      | fukao | 考察 | 15:39 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      猛暑の後は
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        久しぶりに地震ネタ。
        巨大地震が発生する前の夏は必ず猛暑なんだそうです。


        1994年夏:戦後最高の猛暑(岐阜の最高は39.7℃)
         →1995年1月17日 阪神淡路大震災発生

        2006年:北陸地方で猛暑
         →2007年3月25日 能登半島地震発生

        2010年夏:日本の夏の平均気温が統計開始(1898年)以降最高を記録
         →2011年3月11日 東日本大震災発生

        あと、関東大震災(1923年)の夏も東京の気温が異常に高かったそうです。
          (当時の平均気温をはるかに上回る35.1℃を記録)


        そして、今年の記録的すぎる猛暑・・
        非常に危険な雰囲気じゃないでしょうか。
        このジンクスが適用されるのなら、
        この冬から来年にかけてが危険ということになりそうです。

        何処で起こるのか、まではわかりませんが、
        最近、世界中で大型地震が頻発しているようなので、
        用心するにこしたことはない、と思います。



        ペットの防災対策も忘れずに。
        ・普段からゲージやリードに慣らしておく
        ・迷子札の装着
        ・フードや水、常備薬などは十分な量を
        ・狂犬病や混合ワクチンなどの感染症対策など
        | fukao | 考察 | 15:55 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        気になる エレニン彗星
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          エレニン彗星というのが気になっています。
          昨年、ロシアの天文学研究者によって発見された彗星です。

          最近の大地震が、この彗星と太陽や太陽系惑星などと直列した前後に起きている、ということで話題になっています。

          2008年2月20日  インドネシア  M7.4  エレニン・地球・太陽の直列
                2月25日  インドネシア  M7.2  エレニン・地球・太陽の直列
                5月12日  中国      M7.9  エレニン・地球・海王星の直列
          2009年7月15日  ニュージーランド M7.8 エレニン・水星・地球の直列
                9月 9日  サンホラ島   M8.1  エレニン・太陽・地球の直列
          2010年2月27日  チリ      M8.0  エレニン・地球・太陽の直列
                3月 9日  インドネシア  M7.2  エレニン・地球・海王星の直列
          2011年3月11日  日本       M9.0  エレニン・地球・太陽の直列

          最近のM6以上の地震のほとんどが、直列の日かその前後に起こっています。
          東日本大震災もしかり。

          今後、この直列が起こるのは次の月日。

          2011年8月31日
                9月 6日
                9月25日
               10月 8日
               11月11日
               12月 4日
               12月25日

          これから数か月は直列ラッシュです。

          それだけではなく、
          9月10日 エレニンが太陽にもっとも近づき、
          9月20日 エレニンと太陽の最小角度が19度になり、
          10月11日 エレニンが地球に非常に近づき、
          10月17日 エレニンが地球にもっとも近づき(約3400万km強)、
          10月20日 エレニンが地球軌道に進入し、
          11月2日 地球がエレニンの尾の中に入る。


          最近の異常気象や地震の多発、
          やはり宇宙規模で何か異変が起こっていると考えるのが正しいようです。

          何が起こるか予想ができませんが、これから数か月は最大限に警戒をしておいたほうがいいかもしれません。
          何もなければそれでいいのですが・・

           ニイニイゼミ
          参考までに、
          大きな地震の前にはセミやその他の虫が鳴かなくなるそうです。
          難しい科学的データよりも、こういう小さな生き物の変化を観察していたほうが参考になるような気がします。
          | fukao | 考察 | 15:54 | - | - | - | - |
          残念な国 日本
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            作日、東京都が独自に放射線量を測定、というニュースをやっていました。 
            その中で
            一時間あたり、0.285マイクロシーベルトまでなら大丈夫、
            と言っているのを聞いて「???」と思いました。

            年間の被爆量を1ミリシーベルト(1000マイクロシーベルト)に抑えようとするなら、
            1000÷364÷24≒0.11(マイクロシーベルト/h)
            ではないのか?
            と思い、憤慨していたのですが、
            中部大学の武田邦彦先生のHPにも同じ指摘がありました。
            http://takedanet.com/2011/06/post_a199.html

            テレビでは相変わらず訳の分からない理論を展開して視聴者を騙そうとしています。

            また最近、各県での地表から1m地点での放射線量を発表していました。
            都道府県別環境放射能水準調査結果
            福島市は
            1.6マイクロシーベルト/h
            年間に換算すると
            1.6×24×365=14016マイクロシーベルト(14ミリシーベルト)

            ちなみにチェルノブイリ事故後にウクライナ議会が可決した法律で
            「無条件に住民避難が必要な地域」は
            5ミリシーベルト/年以上
            とされています。
            (日本はなぜ大丈夫なのでしょう?)


            ついでにチェルノブイリ事故後の旧ソ連の対応を書いておきます。

            1986年4月26日事故発生

            現場から4キロの地点に緊急事故対策会議が設置される

            4月27日 10キロ圏内の人々が避難

            5月2日  30キロ圏内の避難が決定
                   当日に妊婦と子どもが避難

            5月3日  30キロ圏内の他の住民と家畜が避難
                   (全国から1200台以上のバスや家畜の移動用車両が集められ、避難させる)

            100キロ以上離れた首都キエフからも子どもたちは5月〜9月までより遠くの地域に避難


            事故後の隠蔽や対応の遅れを避難され続けてきた旧ソ連ですが、
            日本の対応よりは随分マシじゃないでしょうか。

            福島の事故はチェルノブイリの10分の1の規模だと言う学者がいますが、
            それはすぐに事故が終息できていればの話です。
            3か月経っても終息の道筋すらつけられていません。
            また、チェルノブイリは1基なのに対して、福島は4基の事故です。
            いずれチェルノブイリを超える規模になることは素人でも分かります。

            25年以上経った今でも多大な健康被害を出し続けているチェルノブイリのことを考えると、今後の日本の行く末が非常に心配です。



            病院横のテント下。
            0.13×24×365=1138.8マイクロシーベルト
            年に換算すると1ミリ超え。
            (別に地面で生活しているわけではありませんが)

            前記の都道府県別測定値。
            岐阜(各務原)では地表から12メートル(高!)で測定しているそうです。
            (1メートル地点での測定値は未発表)
            | fukao | 考察 | 15:53 | - | - | - | - |
            準備はできてますか?
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              最近の地震はこんな感じで起こっています。
               


              まさにプレートごと動いています。
              (長野や静岡で地震が頻発しているのも納得。)

              ということは隣のプレートも動き、今とは別の場所で大地震が起こる可能性がある、ということになります。

              3月11日から一か月ほど経ちましたが、最近この辺りは何事もなかったかのようにすっかり平和ムードが漂っています。
              危機感を持って準備をしている人がどのくらいいるのか、非常に心配です。

              何年か前のブログにも書きましたが、日本は上の図のようにプレートがいくつも重なり合った世界でも有数の地震大国です。
              こんなに地震が多い、小さな島国に原発を50基以上も作ってしまって、他国からはキチガイだと言われています。
              今回の原発事故は、日本人の関心のなさと危機感のなさが招いてしまった結果なのかもしれません。

              まだまだ大きな地震が起こる可能性があります。
              福島原発の状況はさらに悪化しているように思われます。
              日本に絶対に安全な場所はありません。

              こんな事を書くとブログを読んだ人から
              「あんまり怖いこと書かないで」
              と言われることがありますが、別に恐怖を煽っているわけではありません。

              最悪の事態を想定して最大限の準備をしておいて、何もなければそれでよし、
              というのが私の考えです。
              そして最大限の準備ができていれば、災害が起こってしまった時、準備ができていなかった人に手を貸すことができます。

              一人一人の意識が高まれば、被害の程度も災害後の混乱も軽くすることができるはずです。

              「まさかこんなことになるとは・・」
              ではなく、
              「やっぱりこうきたか」
              そう思えるくらい万全の準備をしましょう。

              | fukao | 考察 | 13:20 | - | - | - | - |
              動物は二の次?
              0

                11日の地震発生時、私は岐阜総合庁舎、3階で獣医師会の会議中でした。
                総合庁舎は大正時代、約90年前(!)の建物。
                激しく揺れて、非常に怖い思いをしました。
                (総合庁舎ではまだ多くの人が働いてみえるので、今後が心配です。)

                議題は狂犬病業務、動物愛護業務について。
                多くの獣医師たちは日常の仕事以外でも、動物に関わるあらゆる業務を行い、
                人と動物のより良き関係を築くために日々、取り組んでいます。

                今回の震災を受け、多くの獣医師会員が何かできないかと声をあげているのですが、今のところ何も手出しができない状態のようです。

                関西地区の獣医師会が即座に動物災害対策本部を立ち上げ、現地に向かったのですが、被災地の警備員から門前払いをされてしまったそうです。

                こんな非常時に動物の救護など非常識だ

                と言われて追い返されたそうです。
                確かに、多くの人が亡くなって未だに十分な物資が届かない現地の心情を考えると
                動物どころではない、という気持ちを持つ人も多いでしょうが、
                家族同様のペットの救護を望む声は必ずあると思います。

                人間の手助けがないと生きていくことができないペットを見殺しにしていいと思う人はいないはずです。
                大切にしているペットが保護されることで、少しは安心できる被災者の方もいるのではないでしょうか。

                一刻も早く、現地での救護活動ができることを願っています。

                | fukao | 考察 | 14:41 | - | - | - | - |
                意識を高く
                0

                  大変な災害が起こってしまいました。
                  職業柄、被災地に取り残されているであろう動物、ペットたちのことを考えてしまい、
                  胸が痛みます。

                  しかし、嘆いて悲しんでいる時間的余裕はあまりないようです。
                  原発がかなり深刻な状況になってきています。
                  相変わらず、テレビ・新聞は真実を伝えていません。

                  http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/
                  http://www.snsi.jp/tops/kouhou/page:2
                  http://www.funaiyukio.com/ikedaseiji/index_1103_02.asp
                  http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/

                  一部ですが、読んでおいたほうがいいと思われる情報を載せておきます。
                  どう判断されるかは自分次第ですが、いざ災害に巻き込まれてしまった時、この国全体の混乱時に頼れるのは自分と身近な人たちだけです。

                  災害が身近に迫った時、少しでも周囲の人たちと協力し合える体制作りをしてください。
                  狭い日本に絶対に安全な場所はありません。
                  しばらく(最低1か月くらいでしょうか)外出をひかえても大丈夫なくらいの備蓄をしておいたほうがいいと思いますが、くれぐれも必要最低限、在庫に余裕がある時に少しずつ買うようにしてください。
                  当院で協力できることとして、病院に置ける限りの最大限のペットフードやシーツを用意してあります。

                  準備ができる人はできるだけの準備をし、いざという時に周囲の人たちに分け与えられる心構えが必要です。
                  自分だけ、家族だけが助かればいい、誰かに助けてもらおうという考えではなく、こういう時こそ他人のために自分を役立てようという意識の高さを持ちましょう。

                  | fukao | 考察 | 13:08 | - | - | - | - |
                  最近の犬は・・
                  0
                    最近、雪を見て喜ぶ犬が少なくなったな、と思います。

                    先週の雪が溶け始めた今週、飼い主さんに
                    「雪が降りましたけど、○○ちゃんはどうしてましたか?」
                    という質問をしてみました。

                    「雪が降ると散歩に行きたがらないのよ」
                    「寒いとコタツから出てこなくて・・」

                    などという返事を多くいただきました。
                    中には小型犬ながら雪を見ると喜んでダイブしてしまうという頼もしい話も聞けましたが、予想以上に喜ばない犬が多い、という結果でした。

                    ヒトと同様、犬も軟弱になってしまったようです。


                    かくいうブンも雪が積もると外でトイレができずに困る。

                    「雪やコンコン〜」(題名は何でしたっけ?)の歌はそのうち間違った歌になってしまうのでしょうか?
                    | fukao | 考察 | 22:30 | - | - | - | - |
                    服を着る猫
                    0

                      診察室の角(暖房が一番よく当たる所)で暖をとるきなこ

                      きなこ&もちこが冬の定番服、「はんてん」を羽織る季節がやってきました。
                      数ある衣装の中でも一番良く似合っていると思います。

                      なぜ猫が服を・・・?
                      と思っている人が多いかと思いますので今更ながら説明をさせていただきたいと思います。


                      5年ほど前、まだ若かったもちこの背中に腫瘍(良性)ができました。
                      すぐに腫瘍を切除する手術を行ったのですが、背中の縫い目が気になるもちこは後ろ肢を使って器用に傷口を引っ掻き、大出血。
                      困った私は医療用のストッキネット(筒状の包帯)を使って体全体を覆う服を作りました。
                      さぞかし嫌がるだろう・・と思いきや全く気にすることもなく、むしろご機嫌な様子。
                      医療用のネットは肌色でいかにも地味だと感じた私はその服にマジックでもちこの名前とカラフルな絵を描きました。
                      するともちこのその姿が飼い主さんに大いに受け、病院全体を明るくしたのです。

                      もちこの傷が治った頃、全快祝いできなこと色違いの服(ダックス用 Lサイズ)を買いました。
                      服を着た2匹は今まで以上に飼い主さんに声をかけられ、触ってもらえるようになりました。
                      あまり猫が好きではなかった人にも・・。

                      この近辺では猫は外にいる野生動物と同じで人に懐くことはない、どちらかというと迷惑な動物、という認識を持つ人が多くいて、虐待を思わせる怪我を負った猫も散見されます。
                      「この病院に来て猫に対する認識が変わった」
                      「猫触ったの初めて」 
                      「猫が懐くって知らなかった」
                      と言われることも多く、きなこ&もちこは猫の立場向上に一役かっていると思います。


                      今では完全なる看板猫となった2匹は季節に合わせた衣装を身にまとい、飼い主さんを迎えることが仕事になりました。
                      仕事熱心なきなこは毎朝、服を着せると「キリッ」とした表情に変わり、待合室に向かいます。


                      一般的に猫は体に付着するものを全て嫌がるため、きなこ&もちこのような猫は特別だと思います。
                      (おんぼう、やっぺにいたっては首輪すら嫌がって付けられない)
                      真似をして無理やり自宅の猫に服を着せるのはやめましょう。

                      きなこ&もちこが服を着ているのは仕事中(診察時間中)のみです。
                      仕事が終わると服を脱ぎ、わずかなグルーミングをして眠りにつきます。
                      服が着られるのはほとんどグルーミングをしない性格(キレイ好きではない)だからでしょう・・

                      | fukao | 考察 | 15:48 | - | - | - | - |